徳島巡礼記

DAY1(2009/9/21)

徳島旅行は出だしからつまづいた。

いつも旅行に行くときは天気がいいのに、今回は雨の予報が出ていたので、嫌な予感がしていた。そのため、予定より30分ほど早く出発し、小田急線に向かう。と、早速改札に小田急小田原線遅延の表示。しかし、私が使うのは江ノ島線なので、問題なし! と思ってホームに下りると、人身事故で運転を見合わせるとのアナウンスが・・・。

とりあえず聖水帝侠横綱とくろうど殿に現況をメールをしつつ、タクって田園都市線使うかと思案していると、相模大野~大和間の折返し運転をするとのことで、なんとか大和まで到着できた。


その後、相鉄にて横浜に出、横綱と落ち合う予定であったのだが、横浜についてみると、今度は京急運転見合わせの表示が・・・。呪われているのか?


横綱と合流後、仕方なく東海道線→京浜東北線と乗り継いで蒲田駅へ。そこから徒歩で京急蒲田駅へ向かい、なんとか羽田へ。


もう、この時点ですでに旅行した気分になっており、何度途中で店に入って酒を飲もうと思ったことか。

しかし、その誘惑を振り切ってくろうど殿と合流。搭乗受付は済ませてもらっていたので、手荷物預けに。ちょいと混んでいたが無事預け終わり、トイレに行ったりしていると、もう出発15分を切っており、急いで搭乗検査へ直行。ところがなかなか進まない。あせりながら金属探知機をくぐると鳴りやがった! ベルトか? ベルトのバックルが問題なのか!? あせって外して、再度くぐると問題なし。

この時点で搭乗10分前切っており、ダッシュで乗り場へ。駆け下りる階段の下にいた係員のお姉ちゃんと「徳島ですか?」「徳島です!」てなやりをしつつバスに飛び乗る。って、またバス移動かよ!


そんなこんなで、5分遅れで飛び立った飛行機は、なんか天井から時々パキ、パキと音が聞こえてきたりしたが、特に何事もなく徳島空港へ着陸した。


レンタカーより前方を望む

空港に着くと、早速げっちんげん様のお出迎え。レンタカー会社の人と落ち合い、契約後レンタカーに乗り換えいよいよ徳島での旅が始まった。

最初の目的地は鳴門の渦。げっちんげん様の運転で快調に目的地へ向かうと、途中で車列がスローペースになり、そしてストッピング。前方を見ると、延々と車の列が続いている。どうやら目的地は一緒のようで、これでは観潮船の時刻に間に合わない。


こうなったら、こだわり続けると悪いほうに行くので、スパッとあきらめて予定変更。八十八ヶ所霊場の一番札所、霊山寺に向かう。

道中、ジョイフルを見つけた横綱・くろうど両氏が極度の興奮状態に陥るも、それ以外は変な看板に遭遇したくらいで、目的地へ到着。

巡礼用の装束をまとったマネキンがハイヒールを履いていたことが非常に引っかかったが、とりあえずスルーして、境内へ。

手水屋の横にエアタオルが置いてあり、これにも多少違和感を覚えたが、「時代だ」と割り切って御参り。横綱が交通安全の蝋燭を供えたので、これで旅の安全は図られることと相成った。


霊山寺山門
【霊山寺山門】
問題のエアタオル
【問題のエアタオル】
霊山寺拝殿?
【拝殿?】
霊山寺多宝塔
【多宝塔】
霊山寺本堂
【本堂】
霊山寺庭園
【庭園】


続いてはドイツ館へ。ここは第一次大戦時のドイツ人俘虜収容所の跡だそうで、その展示がいっぱいあった。が、最も着目すべきは、フードフェスタが行なわれたいたことだ。もちろんワインなどの試飲会も行なわれていたのだが、誰か運転する人だけが飲めないという事態になってしまうので、泣く泣く諦めた。

横綱が「家に持ち帰る」用に早速ドイツビールを買い求めていた。


ドイツ館全景
【ドイツ館全景】
デッサンがおかしい気がするベートーベンと横綱
【デッサンがおかしい気がするベートーベンと横綱】

その辺りで時刻も時刻だし、なにより疲れていたので、ホテルへ向かう。

途中で渡った吉野川は、夕日が水面に反射してきれいであった。


多少部屋でくつろぎ、景色を堪能した後、呑みに街へと繰り出す。


車中より望む吉野川
【車中より望む吉野川】
ホテルの部屋から見る徳島市街
【ホテルの部屋から見る徳島市街】
ホテルから見る眉山のロープウェイ
【同じくホテルから見る眉山のロープウェイ】
眉山越しの夕空
【同じく眉山越しの夕空】

今宵のテーマは「阿波尾鶏」。しかし、ガイドブックおすすめの店に行ってみるも満席。続いて、げっちんげん様おすすめの店に行くも諸事情により退転(笑)。さらにげっちんげん様おすすめの店その2に行くも、やはり満席。

仕方ないので、その2の手前にあった店に入る。が、カウンターおよびテーブル片付けていた兄ちゃん二人は、我々が入っていっても、「いらっしゃいませ」もなく、ただジロジロ見るばかり。

げっちんげん様が「四人なんですけど」と呼びかけると、「テーブルか座敷にどうぞ」とようやく反応。この時点でげっちんげん様と私は早急なる転進を画策し、ビールと焼き鳥のみ頼むと、早速げっちんげん様が席を立ち、店の確保に向かう。

我々は事無げに振舞いつつ、げっちんげん様が戻ると同時に会計。先ほどは入れなかったおすすめその2に移動した。

いやあ、なかなかすごい店だった。もっとも、その2のバイトもちょっとどうなのよ、ってなところはあったけど、まあ許容範囲だったので、よしとしよう。


店を出た後は、コンビニで飲料を買って路上でいくらか飲み、帰宅のげっちんげん様と別れホテルへ。ホテルでは、ネット環境があったため、ブログの更新などし、グダグダになって就寝した。